民俗学において童歌の考え方はざっくり
これらが混在していると考えられている ゆえに断定的な説だとしてもその根拠は乏しいと言える 複数の可能性が並行しているのが実情である
| わらべうた | ① 後から生まれた怖い都市伝説 | ② 古い信仰・祭祀の名残の可能性 | ③ 意味が失われた・語呂遊びの可能性 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| かごめかごめ | ◎ | ○ | ○ | 最も諸説が多い。都市伝説も非常に多い。 |
| 通りゃんせ | ○ | ◎ | △ | 境界・神社・通過儀礼との関連が指摘される。 |
| ずいずいずっころばし | △ | ○ | ◎ | 歌詞の意味がほぼ失われている。 |
| 花いちもんめ | ◎ | ○ | △ | 奉公(口減らし)などとの関連説がある |
| あんたがたどこさ | △ | △ | ◎ | 地名遊び・言葉遊びの要素が強い。 |
| ひらいたひらいた | × | ○ | ○ | 花の循環や季節の歌と考えられる。 |
| でんでらりゅうば | × | △ | ◎ | 長崎方言が古くなり意味が分かりにくくなった例。 |
| おちゃらかほい | × | △ | ◎ | 手遊び歌として発達し、意味よりリズム重視。 |
分類ごとの特徴
| 分類 | 特徴 | 代表例 |
|---|---|---|
| ① 怖い都市伝説が後から付加 | インターネットや書籍で「実は○○の歌」と語られることが多いが、史料による裏付けは乏しい。 | かごめかごめ、花いちもんめ、通りゃんせ |
| ② 古い信仰・祭祀の名残 | 円陣、神社、境界、豊作祈願、通過儀礼など、民俗学的に共通点が見られる。 | 通りゃんせ、かごめかごめ、ひらいたひらいた、ずいずいずっころばし |
| ③ 意味が失われた歌 | 長い口承の中で言葉が変化し、現在では本来の意味が分からなくなったもの。 | ずいずいずっころばし、でんでらりゅうば、あんたがたどこさ、おちゃらかほい |
民俗学で注目されるもの
| わらべうた | 評価 |
|---|---|
| かごめかごめ | ①②③すべてに当てはまる代表例。 |
| 通りゃんせ | ②の要素が比較的強いと考えられる。 |
| ずいずいずっころばし | ③が強く、一部②の可能性もある。 |
| 花いちもんめ | ①が有名だが、遊びの形式には②の要素も指摘される。 |
花いちもんめの備考 裏付けられるのは「人身売買(人買い)説」のみで、これは①都市伝説枠の話です。②(信仰・祭祀の名残)の根拠として「婚姻・奉公」と書くのは出典不明ゆえに「奉公(口減らし)などとの関連説がある」としました