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不思議な話

タマン・シュッド事件――浜辺に横たわる男と、答えなかった美しい看護婦

打ち上げられていたのは、身元のない男だった1948年12月1日、朝6時30分。オーストラリア、アデレード近郊のサマートン・パーク・ビーチ。早朝の散歩に出た夫婦が、防波堤にもたれるようにして横たわる男を見つけた。足を組み、まるで眠っているだけ...
シュメール神話

イナンナの冥界下り

シュメール神話の最高神の一柱、女神イナンナ(アッカド名 イシュタル)が死の世界へ赴き、そして生還する神話です。シュメールの神話とは連載小説のように全て繋がっているものではなく、それぞれ独立した話です。また、現存しているものは古バビロニア時代...
動物

ヤギの瞳孔はなぜ横長なのか――頭を動かしても水平を保つ不思議な仕組み

動物園で、ヤギと目が合った話動物園のふれあいコーナーで、ヤギに顔を近づけたことはあるだろうか。餌をねだって寄ってきたヤギと、うっかり至近距離で目が合う。その瞬間、多くの人がぎょっとする。丸くない。瞳孔が、真横に伸びた長方形なのだ。まるで作り...
不思議な話

空から降った“血の雨”――正体は、宇宙から来た生命体だったのか

轟音、閃光、そして赤い雨2001年7月25日の朝。インド南部ケララ州、コッタヤム県。季節はモンスーンの真っただ中。空はいつも通り、厚い雲に覆われていた。午後の授業が始まる直前、その空から大きな轟音が響いた。窓ガラスが小さく震えるほどの音だっ...
シュメール神話

女神は、酒に酔わせた神から”文明”のすべてを持ち去った

徹夜の宴、始まりはただの表敬訪問だった舞台は、メソポタミア南部の都市エリドゥ。そこには「アブズ」と呼ばれる、地下の淡水がこんこんと湧き出る場所があり、知恵と魔術を司る神エンキが住んでいました。ある日、エリドゥにひとりの女神が訪ねてきます。ウ...
アステカ神話

アステカの建国神話は、なぜ今もメキシコの国旗の中心にいるのか――「ワシと蛇」に隠れた、都合のいい記憶の選ばれ方

前編では、テノチティトランの建国神話が「勝利のあとに整えられた話」だったことを見た。中編では、アステカ帝国を支えていた人身供犠に、彼らなりの筋の通った理屈があったことを見た。後編で見ていくのは、その先の話だ。この神話も、この帝国も、1521...
Game

古代ローマのサイコロ賭博:負けたら消えるのは、赤の他人の財産だった

その夜、皇帝カリグラは機嫌が悪かった。サイコロの目が、まったく自分に味方してくれない。手持ちの金貨がどんどん減っていく。席を立って気分転換に窓の外を見ると、身なりのいい騎士階級の男が二人、たまたま通りかかった。カリグラはその場で衛兵を呼び、...
アステカ神話

なぜアステカは、そこまでして生贄を捧げたのか――「野蛮」で片付けると見落とす、四つの層の理屈

頭蓋骨の塔から出てきたのは、戦士だけではなかった(2015年〜発掘中)前編では、テノチティトランの建国神話が、実際の記録とどれだけ食い違っているかを見た。約束の地は誰も欲しがらなかった沼地で、神話が整えられたのは勝利の後。都合の悪い記録は焼...
アステカ神話

テノチティトラン建国神話は、本当にあった話なのか――「約束の地」の裏にあった移民の惨めな現実と、権力者による歴史の書き換え

サボテンの上のワシは、本当にいたのかメキシコの国旗の中央には、サボテンの上に止まったワシが、ヘビをくわえて描かれている。これは単なる国のマークではない。アステカ、正式にはメシカと呼ばれる人々の建国神話そのものだ。放浪の末にたどり着いた約束の...
不思議な話

クババは、全女神の“元”なのか

――都市伝説で語られる女神と、記録の中に二度その名を残すクババの話。2019年末、あるテレビ番組で、こんな説が紹介された。「人類に知恵を授けたのは、クババという存在だ。人間の"肉体"を作ったものと、"知恵"を入れたものは別にいる」さらに、こ...
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