神話

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ギリシャ神話

世界の創世神話(4) 父を倒す者は、いつか我が子に倒される ― ヘシオドス『神統記』の王権継承神話

舞台はギリシャへ――今回は"王権継承"の物語聖書の『創世記』では、神が「光あれ」と言葉を発するだけで世界が生まれる、静かな創造神話だった。今回は古代ギリシャ、紀元前700年ごろ、詩人ヘシオドスが書いた『神統記』の創世を考察する。ここで語られ...
メソポタミア

世界の創世神話(3) 「言葉」だけで世界は生まれるのか ― 聖書『創世記』と、エヌマ・エリシュをめぐる比較論争

"ティアマト"と、"テホーム"前回、バビロニアの創造叙事詩『エヌマ・エリシュ』を最後まで追いかけた。神々の内輪もめの果てに、女神ティアマトの体が引き裂かれた。そこから天と地が生まれる、血なまぐさい「戦闘型」の創造神話だった。今回向かうのは、...
メソポタミア

世界の創世神話(2) なぜ世界の始まりは「神々の戦争」として語られたのか ― バビロニア『エヌマ・エリシュ』とマルドゥクの下剋上

今回も"巨人の体"は出てくる。でも、事情がまったく違う前回、インドのプルシャ、中国の盤古、そして北欧のユミルという、原初の巨大な存在の体から世界が作られる神話を追いかけた。今回向かうのはメソポタミア、バビロニアの都で語られた創造叙事詩『エヌ...
インド

世界の大洪水神話 番外編(1) マヌと魚 ― 手のひらの中から始まった人類

その魚は、人類滅亡を知っていたある朝、一人の男が川で手を洗っていた。ふと手のひらを見ると、そこに一匹の小さな魚がいた。魚はこう言った。「私を育ててくれ。そうすれば、あなたを助けよう」。男は戸惑いながらも、その言葉に従うことにする。この選択が...
インド

神話シリーズ・創世神話 第1回/全12回 世界の創世神話(1) なぜ人類は「巨人の身体」から世界を作った話を、示し合わせたように語るのか

大洪水の次は、世界の「始まり」を追いかけるこれまでこのブログでは、世界中の神話に驚くほど似た大洪水の記憶が残っている謎を、3回にわたって追いかけてきた。メソポタミア、旧約聖書、インド、中国、中南米、オセアニア——地理的に接点を持ちようがなか...
大洪水神話

世界の大洪水神話(3) 聖書もギルガメシュも、氷山の一角だった

メソポタミアの外へ第1回・第2回で見てきたのは、メソポタミアから旧約聖書へと受け継がれた、一つの物語の系譜だった。シュメールのジウスドラから、アトラハシス、ウトナピシュティム、そしてノアへ——文化と時代を超えて、名前を変えながら生き延びてき...
大洪水神話

世界の大洪水神話(2) 「ノアの箱舟」はコピーだったのか? 1872年、大英博物館のスクープ

閲覧室で、男が服を脱ぎはじめた1872年、ロンドン。大英博物館の薄暗い閲覧室で、一人の男が机に向かっていた。名前はジョージ・スミス。正式な大学教育を受けたことのない、独学のくさび形文字解読者だった。もともとは紙幣印刷会社の彫刻見習いだったが...
伝説 伝承

世界の大洪水神話(1) なぜ人類は”神話”の中で同じ悪夢を見たのか

(神話シリーズ・大洪水神話 第1回/全3回)その一致に気づいたとき、研究者たちは鳥肌が立った想像してほしい。19世紀から20世紀にかけて、世界中の宣教師・探検家・人類学者たちが、それぞれ全く別の大陸で、現地の古老から伝承を聞き取っていた。メ...
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