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シュメール神話

人類が最初に書いたのは、物語ではなく「目次」だった

――メソポタミア文明の中でも、一番古い時代を担った"シュメール人"の話。イラク南部、ユーフラテス川のほとりの砂の下。考古学者たちがスコップで土を掘り進めていくと、小さな泥レンガの祠(ほこら)が出てきた。たった3メートル四方。真ん中に供物台が...
大洪水神話

逃げたノアと、戦ったスサノオ――日本の洪水が「世界の終わり」にならなかった地質学的理由

前編では、「日本には大洪水伝説がない」という定説が実は半分ウソで、洪水の記憶は龍(ヤマタノオロチ)や開拓神話、そして沖縄・先島諸島の本格的な洪水型神話として、ちゃんと残っていることを見てきました。でも、まだ大きな謎が残っています。なぜ日本の...
大洪水神話

日本には大洪水伝説がない、はウソだった――消えたのではなく、龍と開拓の神話に姿を変えていた

「日本には大洪水伝説がない」。これ、実はけっこう広く信じられている定説です。世界史や比較神話学の本を開くと、メソポタミアのギルガメシュ叙事詩、旧約聖書のノアの方舟、ギリシャのデウカリオン――世界にはこれまでに200以上の洪水伝説が確認されて...
AI

AIの「知ってる」は人間と何が違うのか――同じことを逆から聞くと答えられなくなる不思議

今夜、試してみてほしいことがあるAIチャットに、こう聞いてみてください。「トム・クルーズのお母さんは誰?」たいていのAIは、すぐに答えます。メアリー・リー・ファイファー、と。続けて、同じ会話の中で、もう一つ聞いてみてください。「メアリー・リ...
Game

古代メソポタミアの「ウルの王」ゲームは、占いの儀式だったのか――王家の墓に眠っていた盤が、4000年後に星占いの粘土板とつながるまで

王家の墓の底に、小さな木箱が残っていた1926年、イラク南部の遺跡ウル。発掘を率いていたのは、イギリス人考古学者レナード・ウーリーだった。彼が掘り進めていたのは、のちに「王家の墓地」と呼ばれることになる一角だ。墓の中には、金の短剣やラピスラ...
動物

タコは夢を見るのか――眠りながら体の色を変える、8本腕の「エイリアン」

眠っているタコが、突然、色を変えた2019年、アメリカの科学ドキュメンタリーに、一匹のタコが映った。名前はハイジ。水槽の中で、静かに眠っている。白っぽい体が、ふいに黄色くなる。次の瞬間には濃いオレンジに。そしてまた白へ。数十秒のあいだに、体...
不思議な話

フラナン諸島灯台事件――消えた灯台守3人と、126年目に公開された一通の手紙

灯台に、誰もいなかったスコットランド、ルイス島沖およそ21マイル。大西洋に浮かぶ小さな島々、フラナン諸島。その最大の島アイリーンモア(Eilean Mòr)の断崖の上に、事件の舞台となる灯台は立っている。その日、交代要員のジョセフ・ムーアは...
不思議な話

ディアトロフ峠事件――9人の死は「解明」されたのか、消えない謎を追う

ディアトロフ峠事件1959年2月、ソ連ウラル山脈で、経験豊富な登山者9人が消息を絶った。発見されたテントは、内側から切り裂かれていた。多くの遺体は、靴も上着もない状態で見つかった。外は氷点下25度という極寒である。当時のソ連当局は「抗いがた...
神話

世界の創世神話(12・最終回) なぜ世界中に似た神話が生まれるのか 伝わった説と、独立して生まれた説

前回はハウデノサウニー、今回でこのシリーズは最後になる前回は北米の先住民ハウデノサウニーに伝わる、空から落ちてきた女が亀の背中に大地を広げる話だった。あの話を読んで、既視感を覚えた人もいたかもしれない。水の底から土を持ち帰る動物、亀という土...
北米の神話

世界の創世神話⑾ 北米大陸ハウデノサウニーに伝わる神話 スカイウーマンとタートルアイランドの美しい物語

前回はヨルバ、今回はついに正真正銘の「潜水型」神話へ前回はアフリカ、ヨルバの神オバタラが、金の鎖を伝って天から水の上に降り、貝殻の砂と一羽の鶏で大地を「作り上げた」神話だった。今回向かうのは北米大陸。ハウデノサウニー(ヨーロッパ人からは「イ...
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